9月市議会の一般質問では「市民『屋内』プールの統廃合計画」の中止を求めるとともに、『屋外』プールの検討も求めました。
これは特に「子育て世帯」の皆さんにはご理解いただけるのではないかと思いますが、「夏休み」期間中において、家族そろって子ども達と過ごせる「避暑地」が、かなり重要になっていると実感するからです。
とりわけ「幼稚園児」や「小学生」のお子さんがいらっしゃるご家庭の方々の皆さん、1カ月を超える暑い暑い「夏休み」の期間中って、どのように過ごされていますか?
「休み中、大半は帰省している」「習い事に行かせている」「あそこがいいよ」「ここがいいよ」・・・って、ママさんたち、パパさんたちの間で、かなりの情報交換が行われているのを目の当たりにし、また実体験する中で、「国分寺市内」もしくは「近隣市の近隣」において「家族で気軽に暑さをしのげる場所を確保することは絶対に不可欠」だと感じました。
そこで、周囲を見渡すと「近隣市」には市民向けの「屋外」市民プールが整備されている自治体がありました。小平市と府中市です。
小平市には「東部公園プール」と「萩山公園プール」があり、「東部公園プール」には「流れるプール」が存在しています。
(HP:屋外プール|東京都小平市)
府中市には、大小合わせて多くの「屋外」市民プールがありますが、中でも「郷土の森総合プール」にはやはり「流れるプール」が存在しているのです。
(HP:プール 東京都府中市ホームページ)
この「流れるプール」が、存在しているか否かが非常に重要で、大人と子どもが一緒に過ごせる大事なポイントになっています。
そして立川市には、市民プールではありませんが、全国から利用者が訪れる「国営」の昭和記念公園内「レインボープール」が存在しており、日本屈指の大規模なプールとして広域的に大事な役割を果たしています。
(HP:レインボープール2017【東京都立川市・昭島市】 | 国営昭和記念公園公式ホームページ)
・・・しかしこれらの施設、国分寺市からは「少し遠い」んですよね。電車でも、車でも20〜30分くらいはかかりますかね。残念ながら「気軽に行ける距離」とは言えない距離なんです。
それでも、家族で過ごせる「屋外プール」に行くは、これらの「プール」しかないので、ちょっと時間をかけて行っちゃうんですけどね・・。
●国分寺市には「屋内」プールか「学校」プールしかない
そんな中で、「国分寺市」の状況は・・というと、市民プールは「屋内」プールしかなく、民間のプールもフィットネスプールぐらいしかありません。
そこで市が実施しているのが「学校プールの地域開放」事業なのですが、これも、残念ながら、「家族で暑さをしのぐために利用できるか?」というと、相当の根性が必要です。(※下記写真参照)
となると、都立武蔵国分寺公園や、窪東公園などの「親水施設」などで過ごすか、「他市のプールに通う」しかなくなっている、というのが「現状」なのではないでしょうか。
※下記写真は「第九小学校の学校プール」(幸野撮影)
●地球温暖化は今後も一層進展する予測
今後、数年、数十年先の「夏の気温」を考えたときに、「上がる」ことはあっても、「下がる」ことはないというのが、専門家も含めた大方の見方だと思います。
もうすでに毎年「35℃」を超える「猛暑日」が10日以上は当たり前になっている状況の中で、例え「夏休み期間中だけ」であったとしても、その期間の暑さをしのぐ「屋外」プールというのは、あってしかるべきだと思います。
そこで私は9月7日の一般質問で「他市と共同で整備・運営を行うなどの『広域連携』も視野に入れて『屋外プール』整備を検討すべき」と求めました。
市民生活部長は「一定の必要性は考えられるが、市民のニーズを把握したうえで、費用対効果を見定める必要がある。まずは学校開放プールを利用していただきたい」と答弁しました。
●以前は市内に「屋外」プールが存在していた!?
最近転入されてきた方は、ご存じないかも知れませんが、以前は「北町」に「北町市民プール」という市民の為の「屋外」プールが存在していました。
いろいろと調べてみたのですが、国分寺市のHPにも全く情報が載っておらず、廃止されてしまった時期も確認できませんでしたが、唯一国分寺市立図書館HPの「デジタル博物館」に掲載されていました。(※下記HP参照)
記憶からも、記録からも、抹消されかけていますが、国分寺市内にも「屋外プール」を実現させることは十分可能である証拠です。
今後も長期的に知恵を絞りたいと思います。
※下記資料は「国分寺市立図書館HPの『デジタル博物館』」より
(HP:デジタル博物館 | 国分寺市立図書館)
※過去の関連する「ここ幸!」記事は↓コチラ
公共施設の統廃合や有料化など管理計画について: ここに幸あれ!国分寺市