前号では屋外でのびのび遊べる場所「冒険遊び場・プレイステーション」の増設を取り上げましたが、「屋外」とともに、「屋内」でのびのびと遊べる場所も必要になっています。
その中心的な施設となるのが「児童館」です。
※下記写真は夏ボランティアで訪れた「いずみ児童館」
●天候に左右されず、思いっきり遊び過ごせる児童館
現在、冬休み真っただ中ですが、子育て中の家庭においては、子ども達が家の中や、近くの公園等で飛び回っていることでしょう。
ただ天候が穏やかな際には外遊びも可能ですが、雨、雪、風が強い時などは外に行かせることはできません。
また、今夏もすさまじい猛暑・酷暑の夏でしたが、今年の夏のような連日35度以上を記録し学校のプールが中止になるするような状況下においても、外で遊ばせるわけにはいきません。
友達と思いっきり遊び過ごせる「屋内」の居場所として、児童館の必要性は高まっていると思います。
しかし、国分寺市の児童館は全部で6館となっており、小学校10校エリア全てには配置されておりません。児童館が設置されていない小学校区(三小・五小・九小・十小)が存在しています。(※下記資料参照)
しかも、児童館に加え、公民館や図書館も存在しない小学校区が3エリア(三小・五小・十小)あります。
児童館が存在しない地域における子ども達の「屋内」の居場所は、自宅以外では限られてしまっているのではないでしょうか。
※下記資料は幸野作成資料「児童館の配置状況」より
●学童保育所の狭あい緩和や放課後の居場所としても
一方で、学童保育所の狭あい改善や、4年生以降の受け入れへの対応が遅れていますが、児童館の整備によって一定のニーズに応えることが出来ます。
というよりも、現在の状況を考えると、既存館と同様に児童館と学童保育所をセットで整備することも検討されるべきでしょう。
しかも学校の近くに児童館があれば、待機用の放課後子どもプラン教室がなくても、児童が一度自宅に戻らず、児童館で一時待機してから参加することが出来ます。
併せて、夕方からの習い事に行くまでのつなぎ場所としての効果も期待できます。
また、これは多くの家庭で課題になっていると思いますが、家庭内で、友人をお呼びしたり、逆にお邪魔したりという負担が緩和されることにも繋がります。
そして、児童館の職員に加え、プレーリーダーが配置されて子ども達と一緒に遊ぶことが出来れば、子供たちの遊び方も一層豊かになるでしょう。
・・という事等から「屋内でのびのびと遊べる場所として児童館を全小学校エリアに配置する必要性がある」との立場で、12月議会の一般質問で取り上げました。
「なぜ三小地区には児童館がないのか?」・・今年の夏、酷暑の中で、公園では遊べず、プールにも行けず、家でゲームをしている息子達を見ながら葛藤しました。
— 幸野おさむ (@osamukono0901) 2018年11月2日
市民「杉並区では『1小学校区に1児童館』をスローガンに、頑張って実現しましたよ」とのご意見。国分寺市は6/10! https://t.co/EFOvaZPlYr