【ボランティア政策を体系的に構築すべき、学生ボランティアが参加しやすい環境整備を①(12月4日一般質問より)】のつづき②。
国分寺市が行った自ら策定した地域福祉計画にも唾をするような、呆れかえる答弁とは!?
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●「ボランティア保険補助を復活する予定はない」
私の一般質問(12月4日)より
幸野「まずはどういうボランティアの方々が来られているのか、どのように思われて来られているのか、各事業ごとにきちんと把握すべき。そのうえで、より地域でのボランティア活動に従事できるよう、市の制度を確立してほしい」としたうえで「具体的には、まず『ボランティア保険の補助』を復活させるべき。そして市外からの学生を呼び込むためにも『交通費の補助』も検討してほしい。また学生には『学生オプション』のような形で『お弁当』を提供することも含め、学生ボランティアの方々への支援を『政策的・体系的』に位置付けるべき」と質問。
しかし市は・・・
福祉保健部長「ボランティア保険の掛け金については、社会福祉協議会が1件100円の補助を行っている。社会福祉協議会が地域福祉の要だ。(ボランティア保険を)補助する効果や方向性については、社会福祉協議会に確認したいが、現在のところ、市の方で補助を復活する予定はない」と答弁しました。
●「社会福祉協議会が地域福祉の要」と市の責任はボイコット
これまで、何らボランティア政策を実施してこなかったのにもかかわらず、2012年度に「財政が厳しいから」という理由で廃止した1件300円の「ボランティア保険の補助復活」さえ拒否しました。
しかも民間の社会福祉法人である「社会福祉協議会」だけを「地域福祉の要」と決めつけ、自らの責任をボイコットしていることにも憤慨させられます。
地域福祉計画を策定した国分寺市自体が、このような認識なわけですから、地域福祉全体が前進せず、停滞してしまう理由がよくわかります。
その他の質問、提案については・・・答弁さえいただけませんでした。
この状況が続いてしまっては、せっかく国分寺市で活躍していただいているボランティアの方々についても、いずれ離れていってしまうのではないか・・そんな不安さえよぎります。
※下記リンクは「社会福祉協議会・ボランティアセンター」のサイト
●「交通の要衝」地の利を生かしたキャンペーンで学生に愛される街に
一般質問では、市の答弁や時間の関係上、提案できませんでしたが、もし、国分寺市が前向きな政策の答弁をしたとするならば・・・
幸野「交通の結節点である『西国分寺駅』『国分寺駅』のコンコース等で『学生ボランティア・オプション』キャンペーンを張れば、他市の学校に通う多くの学生にもアピールすることができる。SNS上などで拡散することが出来れば、より多くの学生ボランティアが参加してくれるのではないか」とも提案したいと考えていました。
※下記写真は「活動に出発する前、国分寺駅に集合する『国分寺子どもクラブ』のメンバー」
国分寺市を「学生に人気の街」「学生が賑わう街」「学生に愛される街」にすることが出来れば、高額納税者や公認会計士・弁護士さんに「ふるさと納税のお願い」など行わなくても、将来的に多くの方々に「ふるさと納税」をしてもらえるような街になっていくのではないでしょうか。
市のボランティア政策は、自ら策定した地域福祉計画にも唾をするような、「非情」に呆れかえるほど後ろ向きであり、残念でなりません。
引き続き、ボランティア政策を体系的に構築できるよう頑張ります。
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