12月4日の一般質問では、「学生ボランティア」について「参加しやすい環境をいかにつくるか」と題して質しました。
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●ボランティア政策の構築は地域福祉計画の要
国分寺市が現在進めている高齢者・障害者・子ども関連の基本計画を束ねる「地域福祉計画」では「ボランティアの育成・活用」が、計画の重点施策として1丁目1番地に位置づけられています。(※下記資料参照)
市にとって、行政だけでは担えないきめ細かな地域福祉政策を実現するためにも、「ボランティアの育成・活用」を地域福祉計画の要に位置付けているのです。
※下記資料は「地域福祉計画」より抜粋(赤線は幸野が加筆)
しかし、現在の国分寺市の「ボランティア政策」は、11月29日の一般質問で市民生活部長が答弁したように「それぞれの課で担当しており、どういう現状になっているか、把握していない」という状況です。
また私の一般質問でも
幸野「(2015年度策定の)地域福祉計画策定後に、ボランティア政策として新たに実施したものはあるか」と質問。
政策部長「特にボランティアに限っての新しい施策はございません。ただ『学生ボランティア』に参加していただくイベントは事実上存在する」と答弁し、事実上何の取り組みもしていないことが浮き彫りになったのです。
これらの答弁から分かるように、国分寺市の「ボランティア政策」は、まったく取り組まれていないし、「体系的」にも一切行われてないと言わざるを得ない状況なのです。
これは2012年度に、唯一政策的に実施していた「ボランティア保険の補助」を廃止してしまったことも影響しています。
※過去の関連する「ここ幸!」記事は↓コチラ
●学生ボランティアが参加しやすい環境をいかにつくるか
一方で、地域に目を向けると政策部長が答弁したように「学生」や、会社を退職された「団塊世代の方」を中心に多くの方々が「ボランティア」として活動していただいています。
私自身、市が開催しているイベントや、地域行事に足を運ぶと、多くの「ボランティア」の方々と顔を合わせることがあります。違う日時、会場なのに何度もお会いする方もいます。
※下記写真は「学生ボランティアが活動する様子」
12月3日(日)午後・国分寺子どもクラブの障がい児の為の余暇支援活動にご一緒させていただきました。
一人一人のお子さんの支援に、学生の皆さんが真剣に取り組んでいる姿に心打たれました🔫子ども達との信頼関係もバッチリ👩👦学生のクオリティとは思えない🤩
地域福祉実感https://t.co/hnqwGt2ixK pic.twitter.com/EGk3hWMYtU
その中でも、特に「学生ボランティア」の方々は、「若さ」ゆえの特権ともいえる「熱意」があり、「若さそのもの」も満ち満ちているため、主催者や他の参加者に大変喜ばれています。(※学生だけでなくその他のボランティアの方々も喜ばれています)
またそれは「学生ボランティア」自身にとっても、「社会貢献」や「自己啓発」などを含め、貴重な体験を積む機会になっていると思います。
私が直接「学生ボランティア」の方や「主催者」の方々にお話を伺う限り、この関係性は、より発展させて、確実に進めていかなければならないと確信しているのです。
しかし、私の一般質問に対する市の答弁は、自ら策定した地域福祉計画にも唾をするような、呆れかえる答弁をしているのです。
②につづく
国分寺市で活動してくれている「学生ボランティア」の人数や回数などについて「それぞれの課で実施されており、それぞれの課が把握しているのかどうかも把握していない」という珍答弁が。
— 幸野おさむ (@osamukono0901) November 29, 2017
ボランティアの推進は「地域福祉計画の要だ」と散々指摘してきたのに、まるで受け止めてもらえていない😭頑張る pic.twitter.com/zF6XlD3vg5
※地域福祉計画のリンクは↓こちら