【恋ヶ窪駅の東口開設に向けて、バリアフリー基本構想と無人改札口で打開を②】恋ヶ窪駅東側に6月開所の「KOCO・ジャム」は障がい者の相談・生活・活動拠点。バリアフリー基本構想の策定がカギを握る。
前号①では「通学路」や「バリアフリー」の観点から「恋ヶ窪駅の東口開設」の必要性を記事にしました。
今号では、今年の6月「恋ヶ窪駅東側」東戸倉2丁目に「障害者基幹型相談支援センター」が併設された「障害者生活拠点施設:KOCO・ジャム」が整備されたことについて記したいと思います。
●恋ヶ窪駅東側に障がい者の相談拠点・生活拠点・活動拠点が整備
「KOCO・ジャム」は、市内に唯一の「国分寺市障害者基幹相談支援センター」が配置されたことに加え「共同生活援助事業:ケアホームこの葉(グループホーム定員15名)」や「生活介護事業この里(定員20名)」の入居・通所施設を運営しています。(※下記資料参照)
すなわち、障がい者の中心的な相談拠点とともに、生活拠点及び、日中の活動拠点が整備されたことにより、日常的に障がい者・児の方が「恋ヶ窪駅東側」を往来することになります。
その点では、利用者の方で「恋ヶ窪駅」を経由して通われる方もいらっしゃると思いますし、「市役所」や「障害者センター」との行き来も、「恋ヶ窪駅南側の踏切」を通行していくことになるでしょう。
※下記資料は市議会資料「KOCO・ジャムの施設概要」
●車でのアクセスは限定的、「恋ヶ窪駅経由」が中心
それでも私は、現在の「恋ヶ窪駅周辺」の状況を考えると、恐らく「車での送迎」が中心にならざるを得ないだろうと考えていました。
ところが、先日「国分寺障害者団体連絡協議会(通称:国障連)」の皆さんと一緒に「KOCO・ジャム」を見学させていただいた時に判りましたが「施設の駐車場は狭く、台数も3台しか駐車出来ない」とのことで「車での利用は限定的」で、「恋ヶ窪駅経由でのアクセスをお願いしている」との事でした。
※下記写真は「KOCO・ジャムの駐車場」
実際に「国分寺市障害者基幹相談支援センター」の案内にも「KOCO・ジャム」のアクセスマップにも「バスでの案内」以外には「恋ヶ窪駅経由でのアクセス」しか記載されておりません。(※下記資料参照)
このような実情を知るにつけ、近隣での「駐車場の確保・検討」とともに「恋ヶ窪駅の東口開設」は絶対に不可欠だと思いました。
※下記資料はKOCO・ジャムHP「アクセスマップ」より
●「バリアフリー基本構想」の策定で一歩前へ
私は、3月市議会・予算特別委員会に続き、6月市議会・一般質問で「西国分寺駅の東口開設」で提言したことと同様に、「恋ヶ窪駅周辺」についても「バリアフリー基本構想」を策定し、「バリアフリー重点整備地区」に設定することが必要であると求めました。
そしてその「策定過程における『策定協議会』の委員に、障がい者や高齢者の方とともに、西武鉄道、東京都、国土交通省の方々等に参加していただき、住民・当事者参加で進めていくことが重要である」ことを提起し、「そのことによって、バリアフリー整備の課題が共有されると同時に、財源の負担についても協議していくことができる」と提案したのです。
この点については「西国分寺駅の東口開設」と同様の視点で取り組むことが求められています。
むしろ「恋ヶ窪駅東側」については、「KOCO・ジャム」整備を足掛かりに東口開設に迫る姿勢こそが必要だと思います。
つづく
6月20日、社会福祉法人「万葉の里」運営の「KOCO・ジャム」を見学。
— 幸野おさむ (@osamukono0901) June 20, 2018
「障害者基幹相談支援センター」「居宅介護事業所」に加え「生活介護事業」と「ケアホーム」を併設した第二の「障害者の拠点施設」。すでにケアホームは満室で需要が高い事や、職員確保で苦労されている事等、教えていただきました🤓 pic.twitter.com/w4FYkE9T2O
本日午後は障害者地域自立支援協議会を傍聴。
— 幸野おさむ (@osamukono0901) June 19, 2018
「障害者等緊急入所保護事業」について「同居している方が前提となっており、独居の方や精神障害の方の利用がしづらいのでは?」といったご意見。基幹相談支援センターや本協議会では、このような事業の隙間を埋めていく役割が期待されています🤓 pic.twitter.com/NhbxobxyKB