今回の臨時駐輪場の閉鎖により、国分寺市が運営する国分寺駅周辺の駐輪場において、平地・平置きの、一時使用・駐輪場が1991台から→0台へと、完全になくなってしまう結果、足の不自由な方や、アシスト自転車・チャイルドシート付き自転車には大変厳しい環境になることを前号➀で書きました。
※下記写真は閉鎖予定の「本町4丁目臨時駐輪場」
●利用者アンケートを実施していないのも大問題
これらの問題について、以前から「利用者の方々にアンケート調査を行って、駐輪場のニーズを把握するべき」と指摘してきました。
※過去の関連する「ここ幸!」記事は↓コチラ
しかし市は「設置台数は充足される」ということを理由に、駐輪場再編による利用者への影響調査や、意向調査について、全く行ってきませんでした。
国分寺市の最高規範である自治基本条例に基づく「市民(利用者)説明会」についても、今回の駐輪場再編の説明ではなく、地下駐輪場工事の進ちょく状況の説明会しか行っていませんでした。
私は「明らかに自治基本条例第6条・第7条違反である」と厳しく指摘しましたが、市議会他会派の反応も鈍く、結局免罪することになっています。(※下記資料参照)
私は重ねて「利用者のニーズを一切聞かずに、平地・平置きの一時利用・駐輪場をなくしてしまう事は、断じて認められるものではない」と厳しく批判しました。
※下記資料は「自治基本条例逐条解説」より抜粋
●新しく開設される地下駐輪場の混雑も予想される
また、一時利用の駐輪場を、すべて地下駐輪場に集約してしまうことにより、通勤・通学の時間帯には2カ所しかない出入り口が混雑することが予想され、満車状態が断続的に続くことによる利用者への影響も懸念されます。
市の見込みでは「1日当たりの利用者数を2270人」としていますが、「国分寺駅直結の駐輪場であり、最も利便性の高い場所にあることから、自転車利用の増加や、南口等の駐輪場や民間駐輪場等からの流入が予想される事も鑑みると、市の見込み数値はあまりに楽観的過ぎる」と指摘しました。
今回の改定により「本地下駐輪場だけ『2時間無料』のサービスを行う」としていますが、通勤・通学だけでなく、買い物やランチ、イベントなど様々な利用の集中も予想されます。
もし断続的に満車が続く状態になってしまった際に、周辺の駐輪場で賄い切れるのか・・遠方の駐輪場へとたらい回しにされないか・・等、不安は尽きません。
●混雑リスクが大きい為、同日に閉鎖するのはやめるべき!
以上のことから「地下駐輪場の運用開始日と同日に、周辺の臨時駐輪場を閉鎖してしまうことの弊害は極めて大きい」と指摘し、撤回を求めましたが聞き入れてもらえませんでした。
少し考えると、リスクが大きい事は分かる気がするのですが、何の対策も示されないまま突き進んでいるのが国分寺市です。
担当の建設環境委員会や、報告がされている国分寺駅周辺整備特別委員会等で、委員会から指摘されていて然るべき問題だと思うのですが・・・( ゚Д゚)
【国分寺駅周辺駐輪場不足問題】
— 国分寺市議会議員・幸野おさむ (@osamukono0901) March 14, 2019
私「地下駐輪場の整備は結構な事だが、周辺の臨時駐輪場は閉鎖すべきではない。なぜなら平地の一時利用分が無くなるから。一定期間併用して利用状況をリサーチ後、対応を検討するのが筋だ」→市「地下駐に集約する。上り下りはサイクルコンベヤもつく」とにべもない😾 pic.twitter.com/xqDcmfKF92
議論の過程で、市から「大型自転車が増えている事も事実」「平地・平置きで駐輪できることが利用者にとっても望まれている」的な答弁もしながら、それをなくしてしまうというのは完全に矛盾しています。
— 国分寺市議会議員・幸野おさむ (@osamukono0901) March 14, 2019
しかも事前に利用者ニーズは把握しておらず、この再編についても説明会を2回行ったのみです👿