続・ここに幸あれ!国分寺市

国分寺市議会議員・幸野おさむ 市政の真実に迫るブログ

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国分寺市政を楽しく、面白く、身近に伝えたい、語り合いたい(^_-)-☆ 緊縮政策を転換し、子育て・教育・バリアフリーのまちづくりで魅力あるまちへ

【国分寺駅周辺に平地・平置き駐輪場を残すべき!バリアフリーのまちづくりには絶対不可欠➀】地下駐輪場の整備は評価できるが、臨時駐輪場の閉鎖は問題あり。足の不自由な方や、アシスト自転車・チャイルドシート付き自転車には大変厳しい環境になる。

325日に閉会した2019年市議会第一回定例会(3月議会)では、国分寺駅周辺の駐輪場を再編する条例改定案(正式名称「議案第19国分寺市有料自転車駐車場条例の一部を改正する条例」)について、審議が行われ、私以外、すべての議員が賛成して可決しました。

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●様々な中身を併せ持った複合的な条例

本条例改正案については

➀本年121日に国分寺駅北口の広場地下に3066台の駐輪場を開設するというものと、それに合わせて

➁現在運営されている本町2丁目臨時駐輪場、本町3丁目北臨時駐輪場、本町4丁目臨時駐輪場、国分寺駅西側の無料臨時駐輪場、合わせて2260台の駐輪場を閉鎖するというもの

③定期使用の使用料金等について、国分寺市の住民と、市外の住民との料金格差をつける

国分寺駅北口地下自転車駐車場については一時利用の際「2時間無料にする」という複合的な中身をもった条例案です。

 

●地下駐輪場の整備は評価できるが、臨時駐輪場の閉鎖は問題あり

私は、これまで長年にわたり、国分寺駅周辺の駐輪場不足を指摘し、増設を求めて様々な提案を行い、不十分ながらも民間駐輪場の誘致などを実現してきました。

※過去の関連する「ここ幸!」記事は↓コチラ

国分寺駅北口再開発問題と駅周辺の駐輪場増設に向けて: ここに幸あれ!国分寺市

 その立場として、今回、国分寺駅北口に3000台を超える駐輪場が整備されること自体は前向きなことであると評価しています。

しかし、一方で「その開設日である121日と同日に、周辺の臨時駐輪場2260台を閉鎖してしまう、ということについては、市民の利便性や、バリアフリーのまちづくり、地域経済の活性化、という視点から問題がある」と論戦しました。

私は担当の委員会(建設環境委員会)に所属していないため、市議会・予算特別委員会において資料請求をさせていただき、その資料に基づいて質疑を重ねた結果、様々な課題が浮き彫りになっています。

 

●アシスト自転車やチャイルドシート付き自転車に大きな負担

その中でも最も重大な問題として「今回の臨時駐輪場の閉鎖により、国分寺市が運営する国分寺駅周辺の駐輪場において、平地・平置きの、一時使用で、駐輪できる駐輪場が1991台から→0台へと、完全になくなってしまうことを明らかにしました。(※下記資料参照)

※下記資料は「市議会・予算特別委員会資料」より抜粋(赤字・赤線青線は幸野が加筆)

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その結果、アシスト自転車や、チャイルドシート付き自転車といった大型自転車が駐輪できる駐輪場についても、全て地下駐輪場に集約されることになります。

地下駐輪場については、足の不自由な方や、大型自転車などでの利用の際には、足への負担や安全性の問題などにおいて、課題があります。

市は地下駐輪場へのアクセスとして「サイクルコンベヤーやELV1台)を設置するから」問題ないかの様な答弁を繰り返しましたが、利用者が集中する通勤・通学の混雑時にこれらの設備が有効に機能するかどうかは疑問です。

一時使用以外の、定期使用の駐輪場における申し込み者の「待機期間」を見ても、平地・平置きが出来る駐輪場については「1年間待ち」になっていることから、平地・平置きが出来る駐輪場が望まれていることは明らかです。(※下記資料参照)

※下記資料は「市議会・予算特別委員会資料」より抜粋(赤字・赤線は幸野が加筆)

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今回の駐輪場再編によって、足の不自由な方や、大型自転車を利用されている方にとっては、大変厳しい環境になってしまうのではないでしょうか。

バリアフリーのまちづくりに逆行する再編であると言わなければなりません。(つづく)

※過去の関連する「ここ幸!」記事は↓コチラ

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