続・ここに幸あれ!国分寺市

国分寺市議会議員・幸野おさむ 市政の真実に迫るブログ

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【国分寺市の個人情報の取り扱いがヤバ過ぎる( ゜Д゜)】公民館や地域センターなどの公共施設を利用する際に、利用団体の会員名簿を提出しなければならない!? 会員名簿は、思想・信条にかかわる大問題です! #国分寺市

今年の61日から、公民館や地域センター等の公共施設を利用する際にインターネットを経由して利用申請ができる「施設予約システム」が稼働します。

www.city.kokubunji.tokyo.jp

窓口に行かなくても、利用申請ができるという点では、利便性の向上が期待されます。

 一方で、それぞれの施設において、それぞれの地域・施設の特性に応じた独自の申請方法も構築されていました。

 この点についても、現在の申請方法について「踏襲される」ことが市議会で答弁されており、現在の利用者の期待を裏切ることのないような対応が求められています。

 これらに関連することついて、利用者の方で、何かお困りのことなどございましたら、ご連絡いただけたらと思います。

  

●利用団体に対して、団体の「会員名簿」の提出を求める!?

そこで、いま大問題・大混乱になっているのが、この「施設予約システム」の稼働に合わせて、施設を利用する利用団体について、「会員名簿」の提出が求められていることです。

 41日から、各施設の利用団体に対して、「会員名簿」の提出が求められたため、私たちのところにも多くの市民の方々から問い合わせが殺到しています。

 市の公民館や地域センターなどの条例では、利用団体の構成員について、国分寺市に居住している住民が「半数以上」であれば「市民団体」となり、「一般団体」と区別し、公共施設の使用料の減免や、優先的な利用が受けられることが規定されています。

 市の担当者に話しを伺ったところ、どうやら国分寺市は、『住民が「半数以上」いるかどうかを確認するために、利用団体の「会員名簿」を提出させることを決めた』とのことで、この決定に基づいて「会員名簿」の提出が求められているようです。

※下記資料は市のホームページに掲載されていた「団体会員名簿」

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●特定の団体や、特定の議員を差別的に扱う市政が「会員名簿」を手にすることの危険性

 ところが、よくよく考えていただきたいのですが、「会員名簿」を提出するということは、「誰」が「どの団体」に所属しているかどうかを、国分寺市に提出するということです。

 すなわち、公共施設を利用している利用団体は、様々な団体がありますが、その団体に所属されている市民の方々の名簿が国分寺市の手に渡るということを意味します。

 この間記事にしてきたように、現井澤市政は特定の団体や特定の議員に対して、非常なる偏見を持っており、それだけにとどまらず、差別的な対応も行っています。

 この市政が、市民団体の会員名簿を手にするというのは、大変恐ろしいことではないでしょうか。

  

●個人情報保護条例では「思想・信条に関する事項」の「個人情報を取り扱ってはならない」

 国分寺市の個人情報保護条例・第6「取り扱いの一般的制限」の第2項では「実施機関は、次の各号に掲げる事項に関する個人情報を取り扱ってはならない」としており、第1号で「思想、信条および宗教に関する事項」としています。

参照リンク:国分寺市個人情報保護条例

 「誰」が「どの団体」に所属しているかどうか・・というのは、市民の極めてセンシティブな個人情報である「思想、信条および宗教に関する事項」に関連してくる問題です。

したがって、私自身は今回の事案について、本条例に抵触すると考えています。

 ただし、個人情報保護条例・第6「取り扱いの一般的制限」の第2項では「ただし、法令に定めがあるとき、又は国分寺市情報公開・個人情報保護審議会の意見を聴いた上で、職務執行上必要があると認めて取り扱うときはこの限りでない」としており、付属機関である個人情報保護審議会がどのような判断をしたのかも問われていると思います。

  

●市のホームページで「会員登録名簿の提出は必要なくなりました」と。

 4月7日時点のホームページの更新記事を見る限り、「スポーツ施設」「コミュニティー施設」と「ホール施設」については「会員登録名簿の提出は必要なくなりました」と記載されており、市民的な批判のもとで撤回がなされている模様です。

 しかし、すでに「会員名簿」の提出を求めている件数も、相当数にのぼっており、これらの対応について今後どのようにしていくのか、といった説明の記事はありません。極めて無責任だと思います。

 また、こんなにすぐに、撤回しなければならない重大な問題について、実施までに何のフィルターもかからずに進められてしまっていることが、本当に恐ろしいことだと思います。

 

●基本的に現井澤市政は、市民のプライバシーに配慮する姿勢がない

 これまでも、井澤市政のもとで、個人情報の取り扱い方について、大変危機的な問題が起きていることについて、ブログやTwitterで記事にしてきました。

 

この間、市議会で感じるのは、井澤市政になってからの、個人情報の取り扱い方について、あまりにもプライバシーへの配慮が欠けていると言うことです。

 マイナンバー制度が始まって、個人情報を保護するというタガが完全に外れている今の井澤市政は、この点においても、絶対に何とかしなければならないと思います。

 国会では共謀罪が審議入りいたしましたが、国政も市政も、権力の暴走をストップさせなければなりません!