今号より、私の一般質問(12月4日)の中身について、連載して記事にしていきたいと思います。
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●子育て支援情報の一元化は、絶対に不可欠
はじめに私が取り上げたのは「子育て支援情報の一元化」についてです。
国分寺市では、今年度からスタートした「国分寺市総合ビジョン(最上位計画)」の中で、平成31年度に「子育て包括支援センターの設置」を掲げています。
「子育て包括支援センター」は文字通り「子ども家庭支援センター」よりも他部署との連携を強化し、子育て支援の対応を幅広く行うための施設です。
ですから「総合ビジョン」にも「子育て世代の総合相談の拠点」「子育て支援の相談がワンストップで行える」と明記されているのです。
そしてその「総合相談の拠点」として「ワンストップサービス」を行うためには「子育て支援情報の一元化」は不可欠です。
※下記資料は「国分寺市総合ビジョン実行計画」より抜粋(赤線は幸野が加筆)
●「ホッとおれんじこくぶんじ更新版」の失態は一元化に逆行
しかし、それに「逆行する事態」が生まれています。それが「ホッとおれんじこくぶんじ更新版」発行の際の、開いた口がふさがらない失敗です。
何よりも信じがたいのが「子育て支援の情報」について、100カ所以上も誤記がある中で3000部を印刷してしまい、広告主をはじめ関係者の方々に多大なご迷惑をおかけしたことです。
間違えた個所についてシールを貼って修正したり、正誤表を添付するなどの対策が検討されましたが、私は「子育て情報の信頼性が失われる。再発行すべき」と求め、現在再発行に向けて対応が行われている状況です。
子育てに関する国分寺市の情報がどれだけ重要で貴重なものであるか、国分寺市自身が認識しているのか、疑義が生まれています。
それに加え、もともと「一元化」されていた冊子ものを、あえて「子育て行政情報」と「子育てアドバイス情報」とに「分割」して発行してしまうという、「ワンストップ」に逆行する内容も進めています。
※下記リンクは関連サイト・ページ
●ワンストップサービスの大大前提
このことに危機感を持った私は、一般質問で・・・
私「子育て支援情報は、『子育て世代包括支援センター』のようなワンストップサービスにおいても、『ホッとおれんじこくぶんじ』においても、一元化して提供するのが当たり前だ」と質しました。
子ども家庭部長「確かに一元で情報が得られるということは必要なこと。ただ『ホッとおれんじこくぶんじ』については官民共同で進めており、一定の協定を締結している。そのことを踏まえ今後相談しながら考えていきたい」と答弁しました。
私「まずは庁内全体で『子育て支援情報』を一元化させること。そして市内の民間の情報や、市民団体の情報も集積されている必要がある。『子育て世代包括支援センター』に聞けば何でも分かるという状況にしておかないと、絵にかいたモチになってしまう。子育て支援情報一元化の重要性を認識してほしい」と要望しました。
ちなみに私は「子育て世代包括支援センター」について「国分寺駅北口再開発ビル5Fの公益フロア(cocobunjiプラザ)」内や「本多児童館・学童保育所」の建て替えに乗じて設置することなどを提案しています。
「子育て世代包括支援センター」については、市民の方が訪れやすい「設置場所」の選定も不可欠だと思います。
本日の市議会、国分寺駅北口再開発ビルの5Fフロア「cocobunjiプラザ条例」が可決。
— 幸野おさむ (@osamukono0901) 2017年12月5日
私は「0~2歳児を受け入れる保育所や、子育て包括支援センターなどの配置が必要だが叶わなかった。しかし今後のまちづくりを進めるうえで本施設は重要だ。現在の状況は物足りないが、応援する意味で賛成する」と討論🙂 pic.twitter.com/1vecFAAO06