続・ここに幸あれ!国分寺市

国分寺市議会議員・幸野おさむ 市政の真実に迫るブログ

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国分寺市政を楽しく、面白く、身近に伝えたい、語り合いたい(^_-)-☆ 緊縮政策を転換し、子育て・教育・バリアフリーのまちづくりで魅力あるまちへ

私たちの税金を多額につぎ込んできた「国分寺駅北口再開発」、唯一市民が使える「ビル・5Fフロア」には子育て包括支援センターの設置をすべし!

過去に何度も記事にしてきた国分寺駅北口再開発事業」

すでに市民投票が実施された「タウンネーミング」に続き、10月1日号の市報で「新ホールのネーミングライツの募集記事が掲載され、いよいよ佳境に入ってきました。

30年来にわたって、市民の税金を投入し続け、国分寺市の財政を悪化させてきた本事業について、私たちは、基本的には反対し、規模の縮小を求めて見直しを主張してきました。

しかし、ここまで事業が進行している以上、今後については「このまま何事もなく竣工してくれれば・・」というのが本音のところです。

そんな中、再開発ビル竣工後の市の公共施設の利活用について、当初の計画内容が次々に変更される等・・、不穏な状況に陥りつつもあります。

この間、市民参加も踏まえて議論が積み重ねられてきた「西街区ビル5階・公益フロア整備事業」について、市民にとって有効に使われる施設になるのか???・・・クエスチョンマークが点滅しているのです。

www.city.kokubunji.tokyo.jp

 

 

国分寺駅北口再開発・西街区ビル5階は市の公共施設に

「西街区ビル5階・公益フロア整備事業」については、2年前(平成276月)に国分寺駅北口再開発ビル公益フロア整備・活用基本方針」を策定し、昨年(平成287月)には国分寺駅北口再開発ビル公益フロア基本計画」(以下:「基本計画」)を策定し、これらに基づいて検討が進められてきました。

「基本計画」では、もともとフロアに移設する予定だった「Ⅼホール」の代替施設国分寺駅北口サービスコーナー」の代替施設「本多図書館駅前分館」の代替施設・・に加え、国分寺市「魅力発信コーナー」や、民間活用スペースとして「カフェスペース260㎡」や、「学びの交流スペース約60㎡」(大学による学びのサテライトスペース)の配置を計画していました。

下記資料は「国分寺駅北口再開発ビル公益フロア基本計画」より抜粋(赤字・赤線は幸野が加筆)(クリックすると拡大)

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 ●「基本計画」の中身はズタボロ・・原形なし

ところが、この間のやり取りで明らかになったのは、市は今・・・①「新ホール」②「市民課サービスコーナー」はそのまま移設し、④「魅力発信コーナー」も新設しますが、「本多図書館駅前分館」の代替施設については断念して「貸出・返却の窓口」だけに縮小「カフェスペース260㎡」についても縮小、半分は「ギャラリースペース」に変更「学びの交流スペース約60㎡」(大学による学びのサテライトスペース)は大学からの反応が鈍く、貸し部屋「セミナールーム」に変更する・・・としているのです。

すなわち、「基本計画」の配置図は絵に描いた餅状態になりつつあるのです。 

 

●少しでも市民に恩恵があるフロアへ「子育て包括支援センター」の配置を!

このフロアは、以前Twitterで紹介しましたが、1㎡あたり100万円以上もの税金で整備される超高額なフロアです。

私はこれまで、本フロアの有効活用提案として「保育所」の配置を求めてきましたが、風営法の関係で難しい状況になっていました。

・・であるならば、ということで・・・市の最上位計画である国分寺市総合ビジョン・実行計画」に整備計画が位置付けられている「子育て包括支援センター」の配置であれば、「市民にとって有効に活用されるのでは・・」と考えたのです。

9月議会で、私は「莫大な市民の税金が使われているのに、このままでは市民にとって何の恩恵もないフロアになってしまう。府中駅前の「子ども家庭支援センター『たっち』」のように「子育て包括支援センター」を配置すべき」と求めましたが、市は「『基本方針』『基本計画』に基づいて進めているので困難だ」と答弁しました。

・・と、市は言うものの、すでに「『基本方針』『基本計画』に基づいて進められなくなっている」のは前述したとおりなんですけどね・・・。

※下記資料は「国分寺市総合ビジョン・実行計画」より抜粋 (クリックで拡大)

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来年3月にビルは竣工し、4月からオープンする予定です。

多額に税金をつぎ込んできた市民にとって、少しでも恩恵のあるフロアにすることが出来るか・・市の対応が問われています。