国分寺市において「野外でのびのび遊べる場所」の一つとして大きな役割を担っている「冒険遊び場・プレイステーション」(以下:「プレイステーション」)ですが、一方で課題もあります。
●設置されている場所が市内南東(西元町三丁目)で府中市境
それは「プレイステーション」が設置されている場所が、市の南東側(府中市境地域)にある為、利用者に地域的な偏りが生じてしまっているという問題です。
市内には国分寺崖線が東西に走っているため、その崖線を挟んで南北を縦断するのはかなりの労力を要します。
これは、未就学児を連れた親子や、小学生にとっては至難の業となっていると言えるでしょう。
※下記資料は幸野作成資料「国分寺市プレイステーションの現在地と移転予定場所」より
●2011年に「国分寺市プレイステーション(冒険遊び場)の増設に関する陳情」が提出されるが不採択に
このことは、利用者をはじめ多くの方々が憂えています。
この課題を解決するために、今から7年前、2011年に「中央線北側に国分寺市プレイステーション(冒険遊び場)を増設してください」という「国分寺市プレイステーション(冒険遊び場)の増設に関する陳情」が約9000名の署名を添えて市議会に提出されたことがあります。
審議の末、2012年6月市議会で採決されましたが、「賛成少数」で「不採択」になってしまいました。
※下記資料は市議会資料「国分寺市プレイステーション(冒険遊び場)の増設に関する陳情」より
●当時の不採択理由は「財政問題」と「新設場所の問題」
しかし当時の不採択理由を振り返ってみると「平成24年度(2012年度)の予算では、様々な事業の削減もしくは規模の縮小を行っており、財政状況を踏まえると新たに増設するのは難しい」「新設するとなると、地域の問題などでそう簡単にはいかないので、願意には沿えない」といった内容が中心で、「財政問題」や「新設場所の問題」が理由とされていました。
一方で、この議論は2011年~2012年に行われていたもので、現在の状況とは全く違います。
●「財政状況は好転」し「新設場所も確保」されている現在
現在の状況はというと、この間指摘しているように、国分寺市の「財政状況」は、市民の皆さんの多大なるご負担によって、飛躍的に健全化しています。
また、大きな課題となっていた「新設場所の問題」についても、今回「移転予定場所」が確保されたことによってクリアしていると言えます。
当時、市議会で不採択にした2つの理由は、現時点においては解決していると言っていいでしょう。
※財政健全化に関連する過去記事は↓コチラ
blog.kokosati.com国分寺市の財政状況は改善!大型事業でなく、市民の為にこそ! カテゴリーの記事一覧 - 続・ここに幸あれ!国分寺市
であるならば、今、国分寺市及び市議会が為すべきことは、当時、市議会に提出された「国分寺市プレイステーション(冒険遊び場)の増設に関する陳情」の願意に沿う対応である「増設」に向けて努力することだと考えます。
私は、「1カ所のままに留まってしまう「移転前提」の検討ではなく、現在地も残す方法を模索しながら、2カ所に「増設」する方向こそ追求するべき」だと求めています。
現在地は府中市に近く、崖線下にある為、移転後の崖線上・恋ヶ窪駅北側まで現在地周辺の利用者が通うのは厳しくなる。確かに現在地での運営に課題があるのは理解しているが、一部だけでも存続して運営することは出来ないだろうか?
— 幸野おさむ (@osamukono0901) November 3, 2018
先日のプレイステーション祭りで楽しそうだった一小・四小の子達は🤔 pic.twitter.com/sTHZrF6Xuc