【屋内でのびのび遊べる児童館を全小学校エリアに➁】以前「児童館の整備計画は見直す必要がある」と答弁しているのに、12月議会では「新設の計画はない」と論点をずらす答弁。真剣に検討してほしい!
前号【屋内でのびのび遊べる児童館を全小学校エリアに➀】では、現在の国分寺市の状況や、子育て世帯の実情から児童館の必要性が高まっていることを記事にしました。
●児童館の新設計画をつくるべし
2018年12月5日の幸野一般質問では、前号➀で記した児童館の必要性を指摘したうえで・・
幸野「屋内でのびのびと遊べる場所として児童館を全小学校エリアに配置する必要性があると考えるがいかがか?」と質問。
子ども家庭部長「子育て関連施設の整備については、一定取り組むべき課題であると認識している。ただ児童館の新設については、現在、計画はない状況」等と答弁しました。
???「現在、計画はない状況」・・であることを踏まえて、質問をさせていただいたのですが(+_+)。
質問の論点をずらして応えない・・にべもない答弁でした。
本質問に限らず、こういう答弁が、度々、市議会で繰り返されてきたのですが、市議選を控え、一部の市議に対して露骨に表れており、行政の姿勢としては看過しがたい問題だと思います。
私は、現行の児童館整備計画は9年前につくられた計画であり、現時点でこの計画には「新設の計画はない」事は承知の上で、質問しています。(※下記資料参照)
しかも、以前にもこのことを指摘し、担当部長から「この整備計画は見直す必要がある」という答弁を引き出した上で質問しているのです。
●過去には「整備計画は見直す必要がある」と答弁
下記は2018年1月19日の市議会・文教子ども委員会の議事録の抜粋です。
幸野「児童館の整備計画というのを出していただきましたよね。児童館・学童保育所の施設整備計画というのを出していただきましたが、新しくつくるという計画では、これはないんですよね。平成22年の話で、これは16ページのところが中心になるんですけど、建てかえだとか大規模改修、耐震化というのが基本的な対応、狭隘状況への対応というのがありますから。これは結果的に新しい施設ということにつながっていくことになるんだけど、具体的な施設をつくるという計画自体はないのですよ。児童館自体はね。そういう意味でいえば、今の副市長の答弁に照らすと、これは児童館そのものも、学童保育所と一緒に増設していく、あるいは学童保育所をふやすことによって、児童館のスペースを確保していくという考え方もあるとは思うんだけど、そういうことを一体として、きちんと形、目に見えるような形で計画として示していただけると、こういうふうに理解していいのかどうかを確認したいと思います」
子ども家庭部長「本日、追加でお配りをした施設整備計画。これについては平成21年度に策定をしているものです。この後、状況も変わっております。先ほど担当課長からも御答弁させていただきましたけれども、学童保育所の狭隘状況が児童館の利用にも影響が出ているというところもあると思います。学童保育所の整備についても、一定、今も進めているところではございますけれども、そういったものも含めて、この整備計画については、改めて見直す必要はあるかと思っておりますので、そういったことを、今後、検討していきたいと思っております」
幸野「わかりました。きょうのところはね、本当、遅きに失しているというか、ずっと指摘してきている立場からすると、今の段階で、これから見直しを検討するということ自体が、本当に遅いなと言わざるを得ないんですけれども、ただ、そういうことを初めて表明していただいたという意味でいえば、大事な答弁だというふうに受けとめたいと思います」
●計画を見直す際には、全小学校エリアに整備する方針を
・・という市議会でのやりとりをしているのにもかかわらず、12月議会では「新設の計画はない」事だけを答弁して、論点をずらしているのは、市議会を軽視している表れだと思います。
以前に市議会で「この整備計画は見直す必要がある」という答弁を明確にしている訳ですから、「その見直しの際には全小学校エリアに児童館を整備する計画を目指してほしい」と質問したのです。
・・12月議会の答弁はともかく、引き続き、真剣に取り組んでいただくよう取り組んでいきます。