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【国分寺駅北口再開発ビルの階段・スロープ・ESC上部に屋根を設置すべし①(2018・6月議会一般質問)】しかし市は「屋根を設置する考え方はない」と拒否。バリアフリーや水害の課題はどうなる?

国分寺市議会・20186月議会が行われています。

今号より、6月議会における幸野一般質問の内容について記事にしていきます。

 

国分寺駅北口再開発ビルの階段・スロープ・ESC上部に屋根の設置を

国分寺駅北口再開発ビルが四月からオープンし、現在「交通広場の整備」や、「地下駐輪場の整備」に軸足が移っているところです。

今回、私が取り上げたのは、再開発ビルと交通広場や地下駐輪場をつなぐ「階段」「スロープ」「エスカレーター(ESC)」の上部に屋根が設置されていないことについて、「早急に設置を」求める質問です。

質問では国分寺駅北口上部の写真」国分寺駅南口上部の写真」を比較したパネルを使用して迫りました。(※下記資料参照)

※下記資料は幸野作成資料「パネル①国分寺駅北口と南口の階段・スロープ写真」より

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●スロープや階段の上部への屋根設置は不可欠

そもそも本地点に「スロープを設置」した理由は車いす「ベビーカー」、その他「足の不自由な方」等の動線を確保する為だったはずです。

しかし、これらの方々が「スロープ」を移動する際には、「両手」もしくは「片手」がふさがっている可能性が高く、「傘」などの雨よけを持てない方が多いと思います。

したがって「スロープ上部に屋根が設置されていないこと」はあり得ないと考えます。

また「階段」についても、手すりを掴みながら上り下りする方にとっては、傘を差しながら移動するのは困難だと思いますし、階段自体が濡れることによって滑りやすくなってしまうことからも「階段上部への屋根設置も不可欠」だと思います。

 

ESCも雨ざらし、地下への水流入も災害の危険

加えて、東側のサンクンガーデンから地下へと上り下りするESC「階段」上部にも同様に屋根が設置されていませんESCは電気機器であり、雨ざらしにする設計自体にも疑問です。

また東側は「地下」への経路ですが、そこに屋根がないということは、大雨が降った際には地下に大量の水が流れ込む水害の危険もあると思います。

※下記写真は幸野撮影「東側サンクンガーデン上部写真」より

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●幸野「早急に設置を」→市「屋根を設置する考え方はない」と拒否

これらの問題を指摘したうえで、私は求めました。

幸野「階段やスロープ、ESCの上部に早急に屋根を設置するべきだ」と。しかし、市の担当部長は、

まちづくり部長「スロープや階段、サンクンガーデンに屋根を設置する考え方はない」と冷たく拒否しました。

この答弁について、障がい者高齢者、足の不自由な方、ベビーカーで利用される方々はどう思われるでしょうか

市は「エレベーター経路の動線には屋根を設置するから」と言いますが、ユニバーサルデザインという観点からも、一部の設置だけで済ませられる問題なのでしょうか。

水害の危険も含め、市の認識は低いと指摘しなければなりません。

つづく

 

※ちなみに早速市民の方から↓「建物地下に水たまりが出来ている」「スロープを上った部分のお店前まで雨が入ってくる」といった情報が寄せられていますのでご紹介します。