前号で触れた財政的な視点については、現在行われている市議会でも論戦中ですが、明らかに財政が健全化している事は事実です。
そして、その財源を確保する為には、新庁舎建設やリサイクルセンター建設といった大型事業の事業費を縮減する必要も出てきています。(※下記資料参照)
しかしそのことが実現できれば「学校を整備する為の予算も確保する事が出来る」といった相関関係になっていることを指摘しておきたいと思います。
※下記資料は幸野作成資料「大型事業の事業費推移」より
●土地の確保は容易ではないが、本気で考えるならば道は拓ける
一方で、国分寺市の対応が後手に回っていることもあり、「必要な土地の確保が難しい状況になっている」ことは事実だと思います。
ただし、よくよく地域を見回せば、可能性はあると考えています。
というよりも、各々の小学校における課題を解決し、ニーズに応える政策を考えるならば、たとえ課題が多くあるとしても、追求するべき政策だと思っています。
例えば、一つの例として、新庁舎建設への対応とセットで検討することによって、土地確保の可能性が出てくるのではないかと考えています。
また「2022年問題」といって、一定の「生産緑地面積の解除」が想定されている状況もありますので、その際に都市農地を買い取ることも出来ると思います。
場合によっては、市内の大規模敷地を所有する民間企業や地主さんにご協力を仰ぐことで数十年スパンで定期借地といった検討も必要になるかもしれません。
そんな腹案は持っています。
ただし、現段階において私自身として「どこどこの土地がいい」といった提案ができる状況にはありませんので、一つの大胆な考え方として、提起をさせていただいたところです。(※下記資料参照)
国分寺市や市教育委員会が本気で検討を行えば、道は拓けると思うのです。
※下記資料は「国分寺市全図」より
●市民の皆さんと新しい学校づくりを語り合いたい
私は、現在の人口増加や就学前児童数の増加を鑑みると、5年後の先の児童数についても増加していく可能性は十分にあると考えています。
加えて、国分寺市は都市計画道路の整備や各地域の用途地域の緩和・地区計画の変更等にも力を入れており、その緩和された地域や道路沿道に、マンション・宅地開発が加速する可能性もあります。
状況によっては、第十一小学校の整備と合わせて第六中学校も併設させる必要性も出てくるかもしれません。
そしてもし新しい学校を造ることが出来たならば、映画「みんなの学校」のように「不登校の子も、発達に個性がある子も、みんながのびのび通えるような学校」、千代田区立・麹町中学校のように「子ども達自身で物事を考えられるような自主性を身につけられる子が育つ学校」を市民の皆さんと語り合いながらつくっていきたいと思っているところです。
追伸:先日、本多公民館・図書館・児童館の開館55周年事業(図書館・児童館は45周年)に出席して、先人たちのお話しを聞いていた所「1960年代~15年間で7つの市立学校を整備した時期がある」とのお話しが。確かに年表を見るとそういう過去があったわけですよね。それだったら新たに1つ学校をつくることだって・・とは思わずにはいられませんでした(^^♪
今号をもちまして【国分寺市に新しい学校をつくりたい!第十一小学校建築からの教育・子育てマネジメントシリーズ】は終了です。
お読みいただきありがとうございました<m(__)m>
5月にいずみホールで行われた上映会では、市長や教育長も「丸々見て」くれた上で、その感想についても市議会で答弁していただいています。⇩議事録参照
— 国分寺市議会議員・幸野おさむ (@osamukono0901) December 23, 2018
市の財政状況も好転しており、新しい可能性は拡がっています。
市民の皆さんとともに、想いや理想を語り合いながら市政を進めていけたら最高です😊 https://t.co/gi0oPAAE1J