私が日本共産党を離党したことに対して、いくつか寄せられているご意見について、回答にはならないかもしれませんが、私自身の心情・考え方を述べておきたいと思います。
一つは「離党の理由がわからない」というご意見についてです。
これについてはブログ記事をご覧になっていただいた方は誰しもが多少なりとも思うことだと考えています。
なぜならば、その離党した理由について、詳細な事実関係を事細かには記載していないからです。
「離党」という決断をするにあたっては、様々な出来事について、総合的に考えた上で判断していますが、それぞれの事実関係については、記載しておりません。
理由はインターネット上での不毛な論争「炎上」記事にしてはならない問題だと考えているからです。
しかしそれでも、大局的な要因については「市長選挙についての考え方の違い」であることを改めて述べておきたいと思います。
詳細について、「具体的な中身を聞きたい」ということであれば、ご連絡いただければ対応したいと思っております。
もう一つは「日本共産党の議席なので、離党するなら、議員辞職すべきだ」とのご意見についてです。
このご意見については「日本共産党」からも直接言われておりますし、TwitterやFacebook上でも指摘されておりますので、私自身の立場を明らかに致します。
「議員辞職」については、私自身も大変悩んできましたし、紛れもなく受け止めなければならないご指摘だと思っております。
事実関係として、私個人の力で市議会議員に当選できたかといえば、それは難しかったと思いますし、今後もその状況は変わらないと思います。
すなわち日本共産党の組織の力によって、3期3回の市議会議員選挙で当選させていただいたというのは紛れもない事実だからです。
そういう意味において、私の議席は「日本共産党の議席」と言えると思います。
したがって「議席の返上」も含め、責任の取り方について思い悩んできました。
しかし、当選させていただいた上で、市民に対する私の責任とは何か?私自身の思いがどこにあるのか?率直な思いを突き詰めた結果、一つの整理がつきました。
確かに私は、日本共産党の組織力によって当選させていただいたことは紛れもない事実です。
しかし当選後「日本共産党のためだけ」に市議会議員として活動してきたとは思っておりません。
日本共産党の市議会議員として、「日本共産党のため」を含め「12万人・全市民のため」に尽力してきたと自負しております。
そして、日本共産党や、党員、支持者の方々からも「自分たちのためだけの市議でいてほしい」と言われたことはありません。
恐らく多くの方々が「国分寺市政をよくしてほしい」「12万人・全市民のために頑張ってほしい」と思って送り出してくれたものだと、推察して活動してきました。
日本共産党という組織は、「党利党略ではなく全国民・全市民のための政党である」ことを誇りに思って活動してきたのです。
だからこそ私が市議会議員選挙において掲げた「公約」は特定の政党や、特定の支持者向けの「公約」ではなく、全市民に向けた「公約」として今でも誇りに思っているのです。
そして私はこの全市民に向けた「公約」について、「離党」したからと言って、「撤回」したり、あるいは「変える」つもりは一切ありません。
むしろ、その「公約」をさらに充実させて、より現実的・具体的に実現させる道に踏み出したいということから、今回の「離党」の決断に至っています。
私は市民との「公約」「約束」を忠実に果たしたい・・・ただそれだけを思っているのです。
そういう意味において、私がとるべき責任は、当選させていただいた市民の皆様に対しての責任を4年間全うし、「公約」を実現させるために、これまで以上に奮闘することが責任だと考えています。
しかし、前述したように「日本共産党の議席」を増やすために、私を支えて下さった方々に対しては、本当に申し訳なく思っております。
私自身、償いきれない罪を抱えて、そのことも噛みしめながら、新しい挑戦に挑んでいかなければいけないと胸に刻んでおります。
私自身の思いを、理解していただきたいなどとは、毛頭考えておりません。
ただ私の心情について、説明責任を果たさなければならないという思いから、綴りました。
そしてその応えは、今後の私自身の活動の結果として示していかなければならないと思っております。
今後とも、よろしくお願い申し上げます。
今回の一連の件についてのご意見については、「炎上」させたくありませんので、可能であれば、SNS上ではなく、直接お問い合わせいただきますようよろしくお願い申し上げます。
国分寺市議会議員
幸野おさむ
※下記資料は「幸野おさむの公約2015」