新年、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。<m(__)m>
新年1発目の記事は、12月26日の記事【駐輪場政策の確立で「駅」や「公共施設」周辺におけるイライラを解消しよう①(12月4日一般質問より)】の続き②記事です。
12月4日の一般質問に続き、12月21日の本会議で「指定管理者議案」「補正予算」で議論を行い、現在パブリックコメント中の「交通安全計画」に「駐輪場政策」を位置付けるべきだと求めている問題です。
※インターネット中継の録画配信は↓コチラ(期間限定)
※建設環境委員長(皆川りうこ)報告「議案第114号 指定管理者の指定について」(8分頃〜)
今回の「交通安全計画」に、「自転車政策」の要素として、「マナー啓発」に加え「自転車ナビマーク」、「ナビライン」の整備が位置付けられたことは重要だと思います。(※下記資料参照)
しかし、これだけでは国分寺市の「自転車政策」としては不十分です。
たとえマナーを守って運転したとしても、ナビマークやナビライン上を走行したとしても、最終的な目的地である「駅」や「公共施設」等に、自転車を駐輪する「駐輪場」が整備されていなければ、その努力が水の泡に帰してしまうからです。
※下記資料は「交通安全計画」より抜粋
●国分寺「駅」周辺の駐輪場不足は深刻な状況がつづく
「駅の駐輪場」・・・という観点でいえば、国分寺駅周辺の駐輪場不足は、依然として深刻な状況が続いています。
私自身、何度も市議会で取り上げ、日立中央研究所南側の遊歩道に無料の駐輪場を整備したことや、民間の駐輪場を複数誘致したことなど、一部の改善が行われました。
しかしまだまだ不十分なため、駅周辺の駐輪場は連日「満車」になってしまっており、「駐輪する場所がない」「たらい回しになる」といった状況は改善されず、長年にわたり利用者の方々にご迷惑をおかけしています。
●地下駐輪場開始と同時に、臨時駐輪場を閉鎖してしまうのは無責任
一方で、今後、国分寺駅北口の交通広場地下に「地下駐輪場3000台」が整備され、2019年9月〜利用が開始されることが決まり、かなりの規模で利用者のニーズを吸収できる予想になっています。
しかし、国分寺駅の「真ん前だけ」、しかも「地下だけ」に駐輪場が存在していればいい、という訳ではありません。
国分寺駅に訪れる市民の方や駅乗降者の方々が、駅周辺を「回遊できる仕組み」や、足の不自由な方などが「不自由なく利用」できる駐輪場を整備しておく必要があると考えるからです。
しかし市は、「3000台の整備」で利用者のニーズを充足出来るか不明なのにも関わらず、地下駐輪場の利用開始と同時に、周辺の「臨時駐輪場3カ所(1800台分)」を閉鎖してしまう議案を提案し、市議会で可決されてしまったのです。(※下記資料参照)
※下記資料は市資料より幸野作成「国分寺駅周辺の駐輪場」より
●駐輪場政策の確立が必要
可決されてしまったその日、12月21日の市議会・本会議において、私は厳しく市の姿勢を質し、討論しました。
幸野「3月13日の市議会・予算特別委員会でニーズ調査を求め、市は『一定の調査や検証は必要性がある』と答弁していたが実施したのか」と質問。
建設環境部長「地下駐輪場の整備で運用は可能だ。新たな調査を行う予定はない」と強弁し、過去の答弁を覆しました。
答弁の後退は著しく、利用者の声に真剣に寄り添う姿勢ではありません。
これはこれまでの駐輪場政策の無策・失敗から、何も学んでいないやり方であると指摘をしなければなりません。
またこのことは、国分寺市に確立した「自転車政策」や「駐輪場政策」が存在していないことも影響しています。
国分寺市の「駐輪場政策」を抜本的に強化する必要があります。
※過去の関連する「ここ幸!」記事は↓コチラ
国分寺駅北口再開発問題と駅周辺の駐輪場増設に向けて: ここに幸あれ!国分寺市
国分寺駅周辺と、西国分寺駅周辺の「駐輪場」を管理運営する指定管理者の議案。
— 幸野おさむ (@osamukono0901) December 8, 2017
国分寺駅北口交通広場の地下に約3000台の駐輪場が、平成31年9月~オープンする予定だからと言って、現在3カ所ある臨時駐輪場約1800台を同時に閉鎖する方針も一緒に提案されています。
駐輪場が地下だけってのも不安😖 pic.twitter.com/91ajQnSnm3
「国分寺市交通安全計画(平成30年度~平成33年度)」(案)のパブリック・コメント(意見提出手続),市民説明会を実施 https://t.co/hzvxcSpmMs
— 幸野おさむ (@osamukono0901) 2017年12月5日
道路環境、交通環境が危機的な国分寺市の初めての交通安全計画。ドシドシ意見を言っちゃおう!
私は「駅や公共施設の『駐輪場』を整備してくれ」って!