続・ここに幸あれ!国分寺市

国分寺市議会議員・幸野おさむ 市政の真実に迫るブログ

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【来年度からの国民健康保険税の値上げは必要なし!国分寺市には値上げをする資格もなくなっている④】2014年度〜の値上げは強行されますが、その後4年間は値上げストップ!→過去の不正の重大さを鑑みれば、来年度からの値上げは許されない!

20122014年度の「国民健康保険税の値上げ」の理由とされてきた「赤字」を作り出していた原因は、国分寺市自らにあること「会計操作(国からの補助金水増し計上)」を明らかにしたのは、2013年度における市議会での追及でした。

私はこの「偽りの赤字」問題について20136月議会の一般質問から追及をはじめます。

その後の厚生委員会や9月の決算特別委員会、12月の一般質問等で何度も追及、小出しされる情報を掘り下げる事によって事実関係を整理していきました。

 

●実際には「7億円の赤字」ではなく「4億円の黒字」だった

市議会において事実と真実を明らかにした結果、2012年度までの「累積赤字額7億円」については、実際に「国からの補助金水増し計上」するという不正を行っていなければ4億円の黒字」だったという事実を明らかにします。※参考:当時の副市長答弁「仮に国庫負担金のルール上で計算したものとの比較の差額は、逆に黒字が4億円ぐらい出ている。数字の計算はそうなることは認める」

これを受けて、市は慌てて2013年度分の「水増し計上」については補正予算で修正することになりましたが、一方で連続して行っていた2014年度からの値上げは強行されることになります。

 

●値上げは強行されますが、その後4年間の値上げはストップ!

このような議論を経て行われた20131220日の市議会・本会議では、これまでの値上げに賛成にしていた複数の議員が2年前の値上げの際、国庫負担金の偽装計上を見抜けず賛成に回ってしまった私は議員辞職しなければいけないほど大きな責任を負ってしまっている」「予算計上の数字の根拠がない事自体が問題だ」と討論して反対に回るなどの変化も生まれました。

しかし、2014年度からの値上げ条例については賛成多数(賛成15:反対8)で可決されます。

一方で、こうした経緯を踏まえ、20143月の市議会では、市長より「今後4年間、『赤字』を理由とした国民健康保険税の値上げは行わない」との表明があり、その後4年間は値上げがストップされて、今日に至っています。(※下記資料参)

それにつけても「もし、この『偽りの赤字』の事実を市議会で明らかにすることが出来なかったら?」と仮定すると、この「赤字」を理由とした値上げが際限なく行われていた可能性があり、今考えても「ゾッ」とする出来事だったと思います。

※下記資料は「2015幸野おさむリーフレット」より抜粋

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過去の不正の重大さを鑑みれば値上げをする資格はないはず

このように、国分寺市が過去に行った「国民健康保険特別会計における会計操作」の重大性を鑑みるならば、たとえ4年間経過したからと言って、再び値上げをすることが許されるというものではありません。

私は「これまでの経緯を振り返るならば、国分寺市は、国民健康保険税の値上げは行うべきではない」と主張しましたが、来年度・2019年度~の値上げについては市議会も認めてしまいました。
非常に残念な結果ですが、今後も市民生活を重視した議論を重ねていきたいと思っています。

【来年度からの国民健康保険税の値上げは必要なし!国分寺市には値上げをする資格もなくなっているシリーズ】は終了です。

 

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国民健康保険税の値上げスチョップ: ここに幸あれ!国分寺市