最近、市民の方から「新しい学校をつくりたい」という声を伺う機会が増えています。
「新しい学校をつくりたい」動機としては、「映画『みんなの学校』のように不登校や発達に個性がある子も通えるような学校をつくりたい」「著作『学校の当たり前をやめた』の千代田区立・麹町中学校を参考にしたい」や「子ども達や地域の意見を取り入れたコミュニティスクールをつくりたい」等、角度は様々ですが、「学校をつくりたい」という方々が、国分寺市界わいで増えていることに、嬉しく感じています。
実は、かくいう私も、昨年12月議会の一般質問において「第十一小学校建造からの公共施設マネジメント」と題して質問しており、学校をつくる必要性を感じている1人だからです。
その為、今回は「学校をつくりたい」1人の仲間として、記事を書こうと思います。
●小学校の児童数は今後5年間で600人増える見込み
私が「学校をつくる必要がある」と考えたのは、現在、市の人口・児童数の増加が著しくなる中、すでに小学校の「教室不足」によって、第三・第九・第十小学校で教室増築棟を整備した上に、今後、第二・第四・第七小学校で「教室が不足する」ことが明らかになっているからです。
市議会で使用したパネル③を見ていただくとよくわかると思います。(※下記資料参照)
※下記資料は幸野作成パネル③「小学校の児童数推移(~2018)及び、今後5年間の推計グラフ」より
この資料は、2000年度~今年度2018年度までの小学校児童数の推移と、市教育委員会が推計した2019年度~2023年度までの児童数推計のグラフです。
この資料を見ていただくとわかるように、今年度2018年度→2023年度までの5年間の間に小学校の児童数が5439人→6032人へと「約600人」増える推計となっています。
この数字は、「国分寺市教育委員会」が推計したものですが、「東京都教育委員会」の推計値では「約700人」増える見込みになっておりますので、この伸び率でも控えめな推計と言ってよいと思います。
そして更に、過去を振り返りますと、2000年度→今年度2018年度までに、すでに「約900人」増加していますので、2000年度→2023年度までを合わせますと、この23年間に「約1500人」も児童数が増える見込みになっているのです。
●小学校を1つ造っていてもおかしくない状況
「600人」というのは1校の小学校の適正な規模の範囲だと考えられていますので、今後5年間の増加数を考えると1つ小学校をつくってもおかしくない状況だと言えるでしょう。
また23年間を経過する中で「1500人」増えることを考えると、2つ位小学校をつくっていてもおかしくない状況だとも言えるでしょう。
しかもすでに「教室不足」や「校庭狭小」の学校が相次ぐ中で、各小学校において教室棟を次々と造らざるを得ない事態になっていることを鑑みると、「新規に学校を造った方が子ども達や市民ニーズに応えられるのではないか?」と考えるに至ったのです。
※過去の関連する「ここ幸!」記事は↓コチラ
昨日12月22日、P連主催・映画「みんなの学校」を視聴、2回目の視聴でしたが、更なる気づきが多々🤓
— 国分寺市議会議員・幸野おさむ (@osamukono0901) December 23, 2018
その後の懇談会では「国分寺市では難しいのでは?」といった声とともに「『やろう』と思う事が大事」との声も。
児童数の増加や特別支援・不登校問題が議会で議論されており、機運はあると信じている🤩