続・ここに幸あれ!国分寺市

国分寺市議会議員・幸野おさむ 市政の真実に迫るブログ

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【第四小学校の児童数増加による教室不足への対応は、場当たり的な対応が限界に達し、ビオトープを廃止して増築棟か①】児童数の増加や教室不足は以前から認識されていたが、市議会や当事者の意見は聞かれることなし。学校は誰のもの?

今回は【第三小学校と第四小学校の校庭面積は、少なくとも小学校設置基準の最低面積を確保すべき!③】を記そうとしていたのですが、7月末から急転直下【第四小学校の児童数増加による教室不足への対応は、場当たり的な対応が限界に達し、ビオトープを廃止して増築棟か】という問題が浮上し、双方とも関連する問題の為、併せて記事にしたいと思います。

 

●半年間に2回も第四小学校の改修予算

第四小学校の児童数増加については、以前から認識されてきたことでしたが、市の対応は遅れてしまっています。(※下記資料参照)

※下記資料は市議会資料「児童生徒数推計」より抜粋(赤字・赤線は幸野が加筆)f:id:kokosati:20180818155120j:plainその結果、昨年20179月議会における補正予算①コンピュータールームを改修して2教室確保→今年の4月〜供用開始(コンピュータールームを廃止し無線化での対応へ)(※下記資料参照) 

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 今年20183月議会での予算②図書室の一部を改修して1教室確保→来年4月〜供用開始(図書室を多目的スペース側へ伸ばして対応)という予算(補正予算含む)が提案され、進められてきました。(※下記資料参照)

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わずか半年間の間に一つの小学校の改修を2度も行う予算を提案する、という場当たり的な対応を進めてきたのです。

 

●教室不足への対応は、計画的に情報共有を行い、知恵を出し合う必要性

2016年(平成28年)12月議会で市内の小学校における教室不足への場当たり的な対応が明白になるもとで、私はことあるごとに「市・教育委員会・市議会とで計画的な対応を議論すること」を求め、前教育長も「学校の状況を共有し相談していきたい」と答弁していました(※下記参考議事録参照)

しかし、その後も教室不足への対応については、事前に市議会で議論されることなく、突如「改修予算」という形で結論ありきの提案がされてきた、というのが実態です。

しかも、これら一連の対応については、当事者である子ども達や保護者への意見聴取もなく、市と教育委員会で一方的に進めてしまっているのです。

 

※参考議事録「2016年(平成28年)12月議会でのやり取り2016.12.08 :平成28年 市議会・文教子ども委員会 本文)」

幸野「事前に対応が必要なことがあるのであれば、いろいろな声が出てて、教育委員会としても苦慮していることがある、あるいは学校現場からの声がいろいろ上がってるというような場があるということがあるんだったら、そこはぜひ共有していただいて、適切な対処というのを一緒に考えていきたいなと私自身も思っているということですので、そこはぜひお願いしたい

前教育長「ありがとうございます。きょうも、議論は第九小ですけども、第九小の実態も、この図面と、それから、この間の幸野委員の資料請求でお出しした、今後5年間、これ以前の数年間の、この表がありますよね。それとこれをこう並べてみて、これだけ色分けして実態が見えてくると、説明も理解していただけるというところがあると思います。これを全ての学校について、今すぐここで御議論いただいてということは無理だと思うんですけれども、今、お求めがあったように、そういう学校の状況を文教子ども委員会の場でもっと出してくれよという御発言だと思いますので、そこを踏まえて、そういう時間もまた文教子ども委員会の中でとるようなことも御相談していきたいというふうに思っています。それによって、第九小だけではなくて、今、第十小がどういう状況なのか、先々、第四小はどうなるのか、そういったこともお話しできますし、共有できますので、1回させていただきたいというふうに思っています。

 

●またもや場当たり的にビオトープを廃止して教室棟を建設する補正予算

しかし、これらの約束はもろくも破られ、今度は、今年の9月議会に「再来年度に更に1教室不足する見込みがある為、ビオトープを廃止して教室棟を増築する」補正予算案を提案するというのです。

すでに726日の教育委員会・定例会で報告され、82日の市議会・文教子ども委員会に報告され、88日の教育委員会・定例会で決定されておりますが、当事者である子ども達や保護者にはまったく知らされていないのが実情です。

 

義務教育における公立学校とは一体だれのものなのでしょうか国分寺市教育委員会、行政だけで勝手に決めていいものなのでしょうか。

市民の「参加」「協働」「情報の共有」をうたった自治基本条例の基本的な理念が問われていると思います。

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