●第四小学校は4年後に「+5教室」必要になる予測
第四小学校については、9月市議会で、来年度に不足する普通教室に対応するため「コンピューター教室」と「図書準備室」を改修し、「2教室」を確保する補正予算が提案され可決されました。(※下記資料参照)
その際私は「第四小学校は、これまでの資料を振り返って見ても抜本的な対応が不可欠だ。校庭を拡張し、教室棟を増築することが必要」と求めていました。
市は「どういう対応ができるのか、検討が遅れていた。今回時期を逸しないように、ここで補正をお願いした」と答弁していました。
※下記資料は市議会資料「市立第四小学校クラス増見込みに対する教室改修について」より
しかし、その直後の委員会である10月30日の市議会・文教子ども委員会では「第四小学校の児童数の推計」(※下記写真参照)として、2018年度に「+2教室増」、2019年度に「+1教室増」、2020年度に「+1教室増」、2021年度に「+1教室増」に増加する予測であることが資料で報告されました。
※下記資料は市議会資料「児童生徒数等推計について」より抜粋(赤線は幸野が加筆)
●「2教室の確保」だけでは解決されず!まずは教育委員会で方向性を示すべき!
すなわち今回の補正予算で可決した「+2教室の確保」だけでは、教室不足は解消されず、結果的に、市は補正予算が可決した直後であるのにも関わらず、また新たな対応が求められることになります。
10月30日の市議会・文教子ども委員会では、私が「第四小学校の普通教室を2クラス増やす補正予算を議決したが、また不足することはこの資料から目に見えているのでは」と質問したところ、担当の教育総務課長は「既存の施設での解決はなかなか難しい。現在のところより良い方向の結論は出ていない」と答弁しました。
私は「10月26日の教育委員会定例会を傍聴したが『児童生徒数の今後の推移について初めて説明した』としており、大変驚いた。第四小学校については、早急に教育委員会の中で集中して議論し、方向性を出す段階にある。予算を確保するためにも教育委員会の意見が必要になる」と求めました。
教育総務課長は「ご意見について教育委員会で揉む必要があるが、まずは教育委員会の事務局として一定の方向性を検討してから進める」「市議会・文教子ども委員会にも逐次報告していく」と答弁しました。
●抜本的に解決するためには「校庭の拡張」「教室棟の増築」が不可欠
第四小学校については、以前に当ブログの記事で書きましたが「児童一人当たりの校地面積」(校庭面積が不明なため)が少ないため、校庭の拡張も必要になっています。(※下記ブログ記事参照)
今後検討される教育委員会では、「校庭を拡張」したうえで、「教室棟を増築」する方向に議論が向かうことを願うばかりです。
※下記写真は「第四小学校・校庭」の写真(幸野撮影)
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