10月15日の日曜日、Lホールで行われた「平成30年度~の学童保育所入所説明会」に参加しました。
私は開始時刻である10:00直前に到着したのですが、なんと入口の前は行列状態に!
中に入った時には150席前後の座席はすでに「満席」で、最後列と両脇には「立ち見の方々」がズラリと立ち並んでいる状況。
「資料」については何とか頂けたものの、「次第」はすでに売り切れのため、プログラムが分からないまま聞かざるをえませんでした。
隅っこで市の担当者の説明に耳を傾けたところ「昨年は泉学童保育所で説明会を実施したところ、いっぱいになってしまったため、今回はⅬホールで開催することにしたが、こちらも満席になってしまい申し訳ない」とのこと。
それはそれでやむを得ないと思いますが、この状況で参加者の方々が内容を充分に理解することができたのか、疑問を感じました。
どちらにしても、学童保育所の需要がますます高まっていることを感じさせる説明会でした。
●民設民営・学童のアピール!受け皿として確立しつつある
説明会では、初めに民設民営・学童保育所について、3事業者の方々から丁寧な説明があり、質疑応答が行われました。
どの事業者の方も、自社の学童保育所における特色を打ち出し、選択してもらえるように努力されている姿勢が伝わりました。
質疑応答では「定員」についての質問があり、新一年生については「かがやき」は15名、「カラーズ」は10名、「和みっこクラブ」は「まだ余裕があるのでたくさんきてほしい」と回答。
民設学童では、公設で余儀なくされている「定員以上」の受け入れは行わない、とのことでした。
また「3季休業中における昼食」についての質問に対し、3事業者とも自信を持って「給食」及び外注の「お弁当」を提供していることをアピールしている姿が印象的でした。
※下記写真は「民設民営・学童保育所の入所のしおり」
●公設学童は「定員超過」と「3季休業中の給食及び弁当」が課題
一方で、その後に行われた公設・学童保育所についての質疑応答でも「各学童保育所の定員について」の質問が出されました。
市は「定員を超えても受け入れる全入制度をとっている」と回答しましたが、続いて「今現在はどのくらい定員を超過しているのか」との質問が出され、市が「多い所では50名を超えているところもある」と回答した際、会場からはどよめきの声があがりました。(※下記資料参照)
市は「入所当初は混み合うが、時期が過ぎると登所する児童が減ってくるので問題ない」「施設でも何とか工夫している」と取り繕っていました。
また「さらに民設民営の学童保育所も募集している」とも説明していましたが、この時期になってまだ決まっていないところを見ると、来年度における民設民営の新施設開所は難しい状況だと思われます。
※下記資料は市議会資料「学童保育所施設別在籍人数(平成29年4月1日)」より(赤字・赤線は幸野が加筆)クリックで拡大
●狭あい状況を早急に改善するためにも「公設」での整備を急ぐべき
私は、このやりとりを見て、改めて「狭あい状況を改善し、全入制度を維持するためにも、4年生以上の児童を受け入れるためにも、早急に新規の『学童保育所』を整備することが求められている」と実感しました。
また、公設学童の方では質問が出されず残念だったのですが「3季休業中の昼食」についての現時点における市の考え方はどうなっているのでしょう?
民設民営・学童保育所が給食・弁当の提供に踏み切り、アピールしているのにもかかわらず、公設・学童保育所からの発信は「Q&A」の記載のみで、それ以外は何もないというのは不信感が募ります。(※下記資料参照)
民設学童が昼食提供を実施したことによって、公設学童でも実施できることは明瞭になっているわけですから、1日も早く実施することが市の責任ではないでしょうか。
※下記資料は「平成30年度学童保育所・入所案内」P9「Q&A」より抜粋(赤字・赤線は幸野が加筆)(クリックで拡大)
今回の熱気ある説明会に参加して、学童保育所の需要がますます高まっていることや、その保育の内容について、さらなる充実が望まれていることがよくわかりました。
今後も国分寺市の学童保育所の充実に向けて、市議会で取り上げていきたいと思います。
※過去の関連する「ここ幸!」記事は↓コチラ
学童保育・狭あい・4年生以上受け入れ: ここに幸あれ!国分寺市